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「ご足労」とは?意味と使い方!類義語や読み方、目上の人に使えるのかまで!

来てくれてありがとうという感謝の気持ちを込めて使う言葉、「ご足労いただきありがとうございます。」

ここで使われている「ご足労」とは何を意味しているのでしょうか?「ご足労」という言葉の使い方や読み方もご存じでしょうか?

意味がわからずに言葉を使うことは危険なことです!
類義語や目上の人に使える言葉なのか、この言葉を使う際に知っておくべきことがたくさんあります。

今回は、『ご足労とは何か、読み方、意味、使い方について』『ご足労の類義語について』さらに『ご足労は目上の人に使える言葉なのか』についてご紹介いたします。

「ご足労」とは何か?「ご足労」の読み方、意味、使い方

「ご足労」は、「ごそくろう」と読みます。
謙譲語の接頭語「御(ご)」が、「足を運ばせること」という意味の「足労」についた形で、「わざわざ来てもらう」という意味の敬語表現です。

よって、自分の会社に取引先をお呼びすることになった際に、「ご足労おかけしますが、よろしくお願いいたします。」と、お詫びをするために使ったり、来ていただいた後に「ご足労いただきありがとうございました。」とお礼をするために使うことができます。

直接お会いして使うこともありますが、ビジネスメールで使うことの方が多い表現ですね。
ちなみに、ビジネスメールで使用する際は、「御足労」と漢字にしても大丈夫です。

「ご足労おかけしますが」の意味と使い方

会議のために自分の会社に取引先の方がいらっしゃる場合があります。お電話やメールで日程のご連絡等の打ち合わせをする際に、「では明日、お待ちしております。」では少しそっけないですよね。

こちらが足を運ぶこともできるのに、わざわざこちらにお越しいただけることに敬意を表し、「ご足労おかけしますが、明日はよろしくお願いいたします。」と伝える方が、相手に好印象を与え、この先の仕事がやりやすくなります。

「ご足労おかけしますが」のように、一言付け加えると印象がアップする言葉を「クッション言葉」と言います。

例を挙げると、「お手数ですが、こちらに記入していただけますか」等が同じクッション言葉を使った表現です。「お手数ですが」がある場合とない場合では、ある場合の方が優しく聞こえますよね。

クッション言葉をうまく使っていくことで、「気遣えるビジネスマンの自分」を演出しましょう。

「ご足労いただき」の意味と使い方

実際に会議等で自分の会社に取引先の方がいらっしゃった時、まず「来ていただいてありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えたいですよね。

そこで使いたいのが、「ご足労いただきありがとうございます」という言い回しです。「(こちらから出向いて行くこともできたのに)わざわざ来ていただいてありがとうございます。」という意味があり、「来てくださってありがとうございます」と言うよりビジネスマンらしい敬語表現です。

「足元の悪いなか、ご足労いただきありがとうございます。」「本日は弊社のためにご足労いただき、誠に感謝しております」のように使います。

「ご足労いただき」の後には感謝の言葉が入ることが多いですが、稀に謝罪の言葉としても使います。来てもらったのに急用で対応ができなかった、という場合等は、「ご足労いただいたにも関わらず、お話できず申し訳ございません。」というように言うことができます。

「ご足労おかけしますが」を使うのは、来ていただく前ですが、「ご足労いただき」を使うのは来ていただいた後です。「明日、本社までご足労いただけますか?」というような言い方はしませんので気を付けましょう。

「ご足労」の類義語について

「ご足労」の類義語は以下の通りです。時と場合に応じて言い換えて使いましょう。

お手数

何かするためにかかる手段(労力)のことを「手数(てかず・てすう)」と言います。

誰かに何かをしてもらう際、してもらった際に使える言葉が「お手数おかけします(しました)」です。「ご足労」との違いは、「来てもらう」という意味に限定されていないことです。

「お手数」のほうが労力のかかること全般を包括した言い方ですので万能と言えます。

「お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします」、「この度はお手数おかけしました」等の使い方をします。

使いやすい言葉なので、咄嗟に口から出るように訓練しておくといいですね。

ご迷惑

もうひとつ「ご足労」の類語に「ご迷惑」があります。

「迷惑」の意味は「人が原因で起こる煩わしく、嫌なこと」ですので、「ご迷惑をおかけします」という言い方は、「煩わしいことを頼んですいません」という謝罪の気持ちが入った表現です。

「ご足労」との違いは、「来てもらう」という意味に限定されないが、「面倒なこと」に限って使われる言葉であるというところです。

例えば、外出先に忘れ物をした場合、「ご迷惑をおかけしますが、明日まで保管いただけますでしょうか」と伝えたり、こちらのミスに対応していただいた時に「ご迷惑をおかけしました。」と謝罪する際に使います。

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「ご足労」を使った言葉は目上の人にも使える?

「ご足労」は取引先だけでなく、上司に対しても使われる言葉です。

例えば自分が主催したイベントに出席いただいた時や、会議に出席いただいた時に「本日はご足労いただきありがとうございます。」のように使い、出席いただいたことへの感謝を伝えることができます。

注意点としては、「取引先の前で上司に対して使わない」ことです。

当たり前のことですが、取引先に対して自分の会社の上司を「〇〇部長」ではなく「部長の〇〇」と言うように、取引先の方がいらっしゃる場合は、そちらを立てるのが筋です。

上司にも同じように「ご足労いただきありがとうございます」と言ってしまえば、取引先と上司を並び立ててしまうため、顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまう可能性があります。使い方には、十分に気を付けましょう。

「ご足労」を使った英語表現

日本語では、お礼を伝える時に「すみません」などの謝る表現を使いますが、英語では、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。

  • Thank you for coming today.
  • 本日は、ご足労いただきまして、ありがとうございます。
    少しカジュアルな言い方ですが、Thank youでも十分気持ちが伝わります。

  • Thank you for coming all the way today.
  • 本日は、遠方からわざわざご足労いただきまして、ありがとうございます。
    近隣ではなく、わざわざ遠方から来てくれたことへのねぎらいを表現したい場合、「all the way」という副詞表現を使います。

  • I appreciate your visiting today.
  • 本日は、ご足労いただきまして、感謝申し上げます。
    動詞「thank」を「appreciate」に換えると、フォーマルな表現になります。

  • I deeply appreciate for taking the trouble to visit us today.
  • 本日は、わざわざご足労いただきまして、心から感謝申し上げます。
    「sincerely」や「deeply」などを使うとより感謝の気持ちを伝えることができます。

まとめ

今回は「ご足労」について、意味や使い方をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。

「ご足労おかけしますが」のようなクッション言葉は、知っておくと得をする、あなたのビジネスマンとしてのレベルを上げてくれる言葉ですので、色々な種類を覚えて積極的に使いましょう。

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